看板製作秘話
先日行われた除幕式のメイン「看板」
新しく設置された看板は小蓑を訪れてくださった方に向けたもので、おもて面は皆さまをお出迎えするもの、うら面は小蓑の名勝が描かれた散策マップになっています。三木高校流通系列も制作に携わらせていただきました。
今回は、その看板制作についてお話ししたいと思います。
苦労した点は、大きく分けて３つあります。
１つ目は、小蓑のことをよく知らないということです。先輩方から活動を引き継いでから私たちが小蓑を訪れたのはほんの数回で、どの道沿いにどんな施設があるのかなどが全体的にわからない状態でした。
しかし、何度も通い小蓑の方からお話を聞くことで小蓑のことをたくさん知ることができました。さらに、実際にマップにのせる道を歩いて回ることで、体感しないとわからない雰囲気も知ることができました。ところが小蓑のことを知ったからこその問題も出てきました。それが２つ目の見る側と作る側の視点の違いです。知ることができた小蓑の多くの魅力のなかで、どれが看板に必要な情報なのかがわからなくなってしまいました。看板を使う人は何を知っているのか、どんな情報が必要なのか見極めるのが難しかったです。他の観光地の看板を参考にしながら、複数の視点を持って作成するよう心がけました。
３つ目は、制作時間が限られているということです。私たちは高校生なのでもちろん勉強をしなければいけません。学業と看板制作を両立するために効率的に活動を行う必要がありました。そのため、計画性を持ち予定通り活動することを大切にして活動を行いました。急な予定変更があったときには、臨機応変に対応し作業を進めていきました。
この制作を通して、一からモノを作る大変さ、誰もが使いやすいものにする難しさ、仲間と協力する大切さを学ぶことができました。除幕式等で小蓑の方をはじめ、たくさんの方に看板の完成を喜んで頂きました。制作にかかわることができてよかったと心から思っています。
昭和の宿 こみの ＨＰ http://www.komino.net/